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住宅ローン金利の考え方と対処法
住宅ローン金利の考え方と対処法
2023.01.13

家を建てることによって、

余分に出ていってしまうお金と

逆に入ってくるお金があります。

 

出て行くお金とは住宅ローン金利のことで、

入ってくるお金とは住宅ローン控除によって

返ってくる所得税・住民税のことです。

(この他、補助金や給付金などもある場合があります)

 

とまあ、このことは

家を建てようと思っている方なら

誰もが知っているとは思いますが、

とはいえ、さすがにこれらがどれくらいなのかまで

把握している方はそういらっしゃらないのでは

ないでしょうか?

 

こんにちは。

住研社の大前です。

 

では、今回は例を挙げて

その金額を具体的に出してみた上で、

住宅ローンをどのように考えるべきかについて

お伝えしていきたいと思います。

 

年収を500万円、

住宅ローン借入れを3000万円、

借入れ金利を1%、

返済期間を35年と仮定した上で、

試算していってみますね。

 

まず入ってくるお金である

「住宅ローン控除」からですが、

この方の場合13年分を全て合計すると

約273万円となります。

 

けっこう凄くないですか?

均して考えてみると

13年間ずっと毎月17,500円ぐらい

お金が返ってきているわけですからね。

 

では、今度は家を建てることによって

出ていってしまうお金である

「住宅ローン金利」ですが、

途中、繰上げ返済をせず

また返済が遅れることも

滞ることもなく返していったとすると、

総支払金利の合計は567.8万円となります。

 

(*注意:途中で返済事故があった場合、

優遇金利がなくなってしまい、

金利とともに返済金額がアップしてしまうので、

その点も知っておいてくださいね!)

 

この金利を高いと感じたでしょうか。

あるいは思ったより高くないと感じたでしょうか。

 

高くてもったいないと感じた人は、

出来るだけ自己資金を入れて圧縮すればいいし、

あるいは、ガンガン繰上げ返済をして、

圧縮していけばいいと思います。

 

そしたら、もしかしたら

家を建てることによって

返ってくるお金よりも少ない金利で

家を建てられるかもしれないですしね。

 

ただ個人的な意見としては、

貯金にゆとりがあって

銀行の口座の中にそのお金を

置きっぱなしにしておくぐらいなら、

その貯金を頭金として入れて

借入れを減らすのも一つの手ですが、

1%の金利の借り入れを減らすよりも、

年利で6〜7%ずつ増え続けるであろう

積立投資にその資金を分散して回したほうがいい

と思っているんですけどね。

 

そして、そう考えるなら

繰上げ返済に関しても

一切する必要はないかなーと思っています。

 

理由は、その資金を利息の圧縮に使うよりも

積立投資に回した方がよりお金が増えるから、

そして住宅ローンの金利の中には

もしものことが起こった時のための

生命保険料が組み込まれているからです。

 

つまり、早く返済するということは、

せっかくの生命保険を放棄してしまう

ということでもあるからですね。

いくら昔に比べて長生きするようになったとはいえ、

人生何が起こるか分からないですからね。

 

というわけで結論としては、

 

1.超低金利なので自己資金があっても

  金利圧縮のために入れず積立投資に回すこと

 

2.住宅ローン借入れだけで家づくりをすることになるので

  返済負担を上げないために家づくりにお金をかけ過ぎないこと

 

3.超低金利なので固定金利の住宅ローンを選ぶこと

 

4.積立投資でお金が増えたとしても繰上げ返済はしないこと

これがベストな家づくりの資金計画ではないでしょうか。

 

広島市、廿日市市で注文住宅をご検討の方は、

私たち住研社にご相談ください。

 

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