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図面の正しい見方.1(収納編)
図面の正しい見方(収納編)
2023.10.06

プリントアウトされた図面を見るということは、

上から間取りを見下す形で見るということなのですが、

この状態で間取り図と睨めっこをしていると

家のコストが上がりやすくなります。

 

この視点から図面を眺めていると、

なんだか部屋や収納が狭いような気がしてくるし、

収納に至っては数も足りないような気がしてくるからです。

 

つまり、それらの不安を解消するために

家の面積を大きくしがちになってしまうというわけですね。

 

収納に至っては、

現時点での自分たちの持ち物を

十分に把握出来ていないとなると、

なおのこと「これで大丈夫だろうか?」という不安に

頭の中が支配されてしまうでしょうしね。

 

こんにちは。

住研社の岡崎です。

 

というわけで今回は

図面の正しい見方と言いますか、

「収納」の正しい見方について

お伝えしていきたいと思います。

 

収納実例2

 

「とにかく収納はたくさん欲しい」というのが

多くの人に共通した要望ですが、

収納を増やしたとて

それだけで収納力が上がるわけじゃなく、

その一方でコストだけは順調に上がってしまうので、

そんな無駄なことを防止するためにも

ぜひプランへと進む前に知っておいてください。

 

床の広さは重要ではない

 

収納は「床」の広さだけで分量が決まるわけではなく、

「壁」の広さによっても分量に大きな違いが生じます。

 

 

例えば、幅と奥行きがどちらも91cmの収納と

幅が2倍で奥行きが半分の182cm×45.5cmの収納は

床の広さは全く同じですが、そこに置ける分量は

棚の枚数が同じ場合、単純に2倍違います。

 

布団以外の荷物はほぼ全てと言っていいぐらい

そんなに深い奥行きを必要としませんしね。

 

もちろん、奥行きが深い収納も

前後2列に陳列すれば2倍の収納力にはなるのですが、

ここで問題になってくるのが、

前後2列に並べて荷物を置かないといけない収納は

使いやすいのかということです。

 

奥の荷物を取り出すために

わざわざ手前の荷物を一旦退けないといけないし、

この置き方をしていると、奥に何を置いているのか

分からなくなりやすいでしょうしね。

 

そんなわけで、

収納は管理しやすくつくるというのが鉄則であり、

そのためには奥行きよりも

棚の長さに重点を置いて考えるべきなのですが、

コストを無駄に上げることなく

それを実現する最良の方法が、

「壁」の数を最大化するということなのです。

 

なので、図面を見る時は

収納が一体どれだけの広さなのかではなく、

一体どれだけの壁があるのかに

着眼していただけたらと思います。

 

回遊動線のメリットとデメリット

 

 

また、収納の分量が気になる方が

やらない方がいいのが回遊動線です。

玄関からリビングダイニングキッチンに

直接行けると同時に、

収納~脱衣~洗面を通して

リビングダイニングキッチンに行けるようにした。

 

いわゆるグルグルと家の中が回れる動線のことですね。

 

理由は、

収納を通り抜けることが出来るということは、

イコール収納の中に通路が出来てしまうからです。

 

つまり、

収納の中の壁量がそれだけでガクンと減ってしまい、

通り抜け出来ない場合の半分以下の収納力に

なってしまうということです。

その上、ドアの数が1枚増えるし、

スイッチの数も1つ増えるため、

コストは上がってしまいますしね。

 

洗面や脱衣に関しても、

通り抜けにすれば入り口が2ヶ所になってしまうため、

ドアとドアがかち合う可能性が高くなり

使いにくくなるかもしれないし、

これを避けようとしたら

余分な廊下を増やさざるを得なくなり、

無駄にコストが上がってしまうだけですしね。

 

なので、インスタや見学会などで

回遊動線や通り抜け動線を見て、

その利便性の良さに憧れを抱くかもしれませんが、

「陽」の部分だけじゃなく

その裏に隠れた「陰」の部分にも

目を向けられるようにしておいてもらえたらと

思います。

 

この見方が出来るようになれば、

収納に対する不安を解消するために

無駄に収納を広げる必要がないことが分かるし、

他の部分にも応用すれば、無駄なコストを

ガンガン削ることが出来るようになるので、

ぜひ覚えておいてください。

 

広島市、廿日市市で注文住宅をご検討の方は、

私たち住研社にご相談ください。

 

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