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建築コストとランニングコスト、全体を見る力(知識)をつける
建築コストとランニングコスト
2023.10.21

注文住宅の建築費用を比較する時、

単純に見積書だけを横並びにしてしまうと、

一番価格が高い家を建てる可能性が高くなります。

 

オプションとして必要となるコストが

そこには入ってなかったり、

実は、外構代がべらぼうに高かったり、

電気代やメンテコストといった、

住んでから必要となるコストに

大きな差が生じるかもしれないからです。

 

ゆえ、注文住宅の建築費用を比較する場合は

もっと全体に目を向けること、

つまり、オプションや外構も含めた上で

一体いくらになるのかと、

住んでから必要となる維持費に、

今後どれだけのコストがかかりそうなのか、

というところまで目を向けながら

考えなければいけません。

 

こんにちは。

住研社の岡崎です。

  

中庭のある平屋

 

例えば、

延床面積30坪(100㎡)の平屋を建てる場合、

中庭がある家とない家では

価格がけっこう違ってくるのですが、

これは同じ30坪でも

工事面積が違ってくるからです。

 

真四角で家が建てられると仮定した時、

中庭がない家の場合、

縦横ともに10mで建てられるため、

壁の全周が40mで済むのに対し、

中庭がある家の場合、

仮に中庭を10㎡(=6帖)分つくるとしたら、

中庭を含めた総面積が110㎡となるため

壁の長さがその分増えるし、

かつそれにプラスして

10㎡ある中庭部分の壁も

工事しなければいけなくなるからです。

 

このような理由から、

中庭がある家はコストが割高になってしまうのですが、

他方、中庭がある家は割安になり、

中庭がない家が割高になるものも当然出てきます。

 

カーテンがいらない中庭リビング

 

まずはカーテンにかかるコストです。

周囲の人からの視線を一切気にする必要がない中庭には、

基本的にカーテンが必要ないからです。

 

また、採光を中庭から確保することが出来れば、

外周部に大きな窓を設置する必要もなくなるため、

外周部に設置する窓にも

カーテンをつける必要がなくなります。

 

他方、中庭がない家は、

カーテンなしでは家の中が丸見え過ぎて、

よほどの田舎でもない限り、

とてもじゃないけど

リラックスして過ごすことが出来ません。

ゆえ、ほとんどの窓にカーテンという

高額オプションがひっついてきます。

 

シャッターにかかるコストも

中庭がある家とない家とでは大きく違ってきます。

中庭の大きな窓には直風が当たらないのに対し、

外周部の大きな窓には

台風時などの強烈な直風がモロに当たるからです。

 

そんなわけで、中庭がある家とない家では、

単純に建築費用が100万円違ったとしても、

オプション費用でトントンになる可能性が

高いのですが、

それ以上に大きな違いが生じるのが外構コストです。

 

中庭がある家には

建築代の中にウッドデッキの工事費用が

含まれている場合が多いのに対し、

中庭がない家には、

ウッドデッキ工事代が建築費用に含まれていないし、

(外構工事として見積るからです)

防犯性とともにデザイン性が高い中庭がある家には

目隠しや防犯対策が必要ないと同時に、

家のデザインを引き立てるために

庭を飾る必要もないのに対し、

中庭がない家は、目隠しや防犯対策とともに

庭を飾ることによって家のデザインの悪さを

補充しなければいけないからです。

 

そして、おそらくこの外構費用に関しては、

少なくとも100万円ぐらい差が生まれるでしょうし、

場合によったら、

200万円以上差が生まれるかもしれません。

 

ウッドデッキをつくるとなれば

それだけで50万円ぐらいはするし、

そのウッドデッキを使えるようにするために

目隠しを設置するとなれば、

さらに50万円ほど余分に必要となるし、

見た目にこだわって塀を木目調でつくるとなれば、

50万円どころか100万円ぐらい高くなってしまう

かもしれませんからね。

 

以上のような理由から、

建築費用を比較する時は

単純に家だけに目を向けるのではなく、

それに付随する工事やコストにまで

目を向けた方がいいというわけです。

 

 

ランニングコストという落とし穴

 

ランニングコスト

 

また、家を建てた後にかかるコストについても

建てる時に目を向けておくべきです。

電気代、メンテナンスコスト、

そして増改築コストですね。

 

これも分かりやすく一つ例を挙げると、

建売住宅によくある総二階建ての家のことを

一般的に「ローコスト住宅」と言いますが、

これは、単純に建築コストは安くなるものの、

先程ご説明したように

家に付随してかかるコスト

(カーテン、シャッター、ウッドデッキ、外構)

が割高になるとともに

将来、増築する可能性がグンと高くなるため、

老後を目前に大きな出費が必要になってしまう

かもしれません。

 

将来、足腰が悪くなるかどうかなんて、

今の段階では誰にも予想出来ませんが、

もしそうなってしまったら、

上下移動がとっても大変になるからです。

 

他方、平屋にすれば間取りのつくり方によっては

2階建てよりも高くなってしまうこともありますが、

将来増築する可能性は圧倒的に低くなります。

 

全ての部屋と収納が同じフロアにあるし、

やがて子供たちは家を出ていくため、

部屋が余る可能性が高いからです。

というわけで、家を建てる時は

全体的なところまで目を向けるようにして

考えてもらえたらと思います。

 

広島市、廿日市市で注文住宅をご検討の方は、

私たち住研社にご相談ください。

 

【この記事以前の投稿コラム】

 

図面の正しい見方.2(周囲環境編) 2023.10.13

 

図面の正しい見方.1(収納編)2023.10.06

 

家づくりにおけるコスト調整の秘策 2023.09.22 

 

 

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